アプリを作成した当時のCordovaのバージョンが5.1.1だと確認できたので、今回のセキュリティアラートに納得がいかず、Google Play Developer Supportに問い合わせを出した。
回答をいただいたのだけれど、やはり「脆弱性の問題が含まれている古い Apache Cordova バージョン4.0.2 が使用されている」とのこと。何故そうなっているのだろう。
HTML5でハイブリッドアプリを作成 | Cordovaを使ったAndroidアプリ開発 - Cordovaをインストール の手順を参考にインストールし、コマンドプロンプトでバージョンを確認すると、5.1.1と表示されるというのに。
そこで上記参考ページにあるリンク Cordovaとは をクリックしてみた。
表示されたのは 「PhoneGap (Cordova) とは?」と題するページ。そこには Phonegap公式サイト へのリンクがあった。この時点で何となく事情がわかってきた。
PhoneGap - Wikipedia や
HTML5ハイブリッドアプリ開発を支えるOSS「Cordova」はなぜアツいのか?PhoneGapとの違いは何か? - ふろしき.js によれば、
Cordova は、「PhoneGap」を開発していたNitobiをAdobeが買収し、Apache Foundationへ寄贈したことに由来する。
そして、Adobeは「PhoneGap」名で開発を続け、Apacheは「Cordova」という名前に変更して開発をしている。また、それぞれのバージョン番号は一致しない。
この辺りの事情は事前に目を通していたつもりだが、では自分がどちらをインストールしたのか、意識も確認もしていなかった。
HTML5でハイブリッドアプリを作成 | Cordovaを使ったAndroidアプリ開発 - Cordovaをインストール にあるリンク Cordovaとは を開いたことで、私がインストールしたのはAdobeの「PhoneGap」だったことに気付いた。
つまり、インストールを確認したバージョン5.1.1はPhopneGapのものであり、Cordovaのものではなかった。う~ん、紛らわしい。なんでコマンドプロンプトで「cordova -v」を受け入れるのか。こういう混乱を招く利便性は却って迷惑である。
"phonegap cordova version"のキーワードで検索するとCordova 5.1.1 Now on PhoneGap Build が結果の先頭に出た。これを開いてみると、
This will build your PhoneGap app with the following individual platform versions:
●Cordova Android 4.0.2
●Cordova iOS 3.8.0
●Cordova WP8 (Windows Phone 8) 3.8.1
との案内が見られた。これでようやくハッキリとわかった。PhoneGapのバージョン5.1.1はCordovaのバージョン4.0.2に相当し、セキュリティアラートは妥当であった。
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